2013年3月3日日曜日
レーザー彫刻に適した素材選び アクリル編
こんばんは。
レーザー彫刻加工専門店のエングレーブです。
本日は、レーザー彫刻加工をする上で大切な素材選びについて投稿します。
レーザーで彫刻する場合、当然のことながら熱が発生致します。
アクリル、木材、レザーなどそのどれもがレーザー照射すると煙がでるわけです。
熱で加工をしていくわけですから、当然、周りも変形していきます。
レーザーで彫刻する場合、彫刻したい部分の「際」もこげがでたり、溶けてしまったり
するので、出来栄えがきたなくなりがちです。
加工を専門でやってる方は皆様、独自の処理方法で綺麗に彫れるようにしているはずです。
いろいろある処理方法の中でも一番よいのは手間がかからないこと。
そのため、数値を調整したりマスキングをしたりと工夫してるかと思いますが、
実はもっと簡単な方法は素材選びだったりします。
アクリルの場合は、押出・キャストの2種類にわかれます。
押出というのはその名前の通り、アクリル樹脂をローラーから押し出して作るため押出板と言われます。
押出のメリットは寸法精度、接着性に優れていて加工がしやすく安価であることです。
押出は熱に弱いため、熱曲げや溶かして接着することなどには向いてます。
キャストはガラスを重ねあわせてその隙間にアクリル原料を流しこんで作られたもので、
押出に比べて硬度があります。
そのため、摩擦やレーザーなどの熱がかかる加工がしやすいという利点があります。
2種類のアクリルですが、レーザー彫刻ではおもにキャスト板で作成します。
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